最も地獄に近い場所


祖母が死んだ。父の誕生日のことだった。

今日(日付けで言えば昨日)葬儀を終え、なんとか自宅に帰ってきた。

私は父方の親戚一同が好きではない。典型的な田舎の人間だからである。閉鎖的であり差別的である人間関係は普段放任されている身としては耐え難い苦痛だ。

お前ら全員一緒に焼かれちまえばよかったんだと今振り返った上で思っている。大体このブログで記事を書く際は冷静ではない。


祖母は11人兄弟で、そのうち何人かが戦死、また何人かが既に亡くなっているということで、六人程度の祖母の兄弟姉妹、あるいはその配偶者が来た。こういう場合の正式名称はよくわからないので便宜上ババアと呼ばせていただく。


まず第一に不快だったのが、ババアどとが美談として人の苦痛を完結させたこと。

私の母が末期癌だったにも関わらず父が体裁を気にして(どんな体裁だ)親戚一同に一切の説明をしていなかったため、祖父の葬儀の際に死ぬほどこき使われたということがあった。それから半年もたたずに母は死んだ。

そのエピソードを「いいお嫁さんだった」で完結する神経がわからない。分かる、どうでもいい話で思ってもないが世間話として美談にしておこうということだ、それは分かる。頭を使わずに言っている、それは分かる。悪意はない。あるのは悪意よりもっとひどい根本的なもの。


次にこれはもう大義名分もない個人的な愚痴であるが、声のデカイ末っ子ババア。末っ子ババアは文字通り祖母の兄弟の中の末っ子で、祖母とは18歳年が離れているのだという。そのせいかなんなのかは知らないがとにかく自己主張が激しい。ババアという妖怪の傾向を全て抑えたババアだった。貧乏臭く残った(余った)弁当やオードブルを持ち帰り、あまつさえそれを他人に強要。田舎のババアはみんなそうなのかもしれない。しかし葬式で出されたたいしてうまくもない冷や飯(残飯)を半日も置いてから食うとお思いなのだろうか?

車に置いておくと傷むとかいうわけのわからない理由で弁当(50×50くらいの大きさ)を持った上で寺にあがった。体裁が悪すぎる。


そんなわけで法事も終わった。

父は叔父に喪主もなにもかも任せ寝ていた。いいご身分だと思った。

癌であることに同情されお茶一つくんでもらっていた。馬鹿馬鹿しい。