現実とたたかえ!

 

まだ迷っている。進路に。

実技の先の見えない伸びを待つより単語帳を開いて単語を1つでも覚えた方が確実だ、という考え方の元、ここ1ヶ月画塾を休んで模試に向けて勉強してみた。総合で70点近く点数が上がった。たぶんこのまま続けたら、さすがに有名難関大なんてのはとんでもないが、そこそこの、地元の大学には進学できるくらいの学力にはなるんじゃないかと思う。

画塾を休業して机に向かうのは全然苦じゃなかった。むしろ楽しかった。勉強自体元々嫌いではない。さぼり癖がひどいだけで。

 

しかし、何を思い浮かべながら勉強していたかというと、絵のことである。あんなに苦痛で仕方がなかった絵を、やはり大学でも描きたい、美大に進学したい、と思った。

学科だけで進学できる美大は全国に何校かある。そこに行こうと今は考えている。もっとも楽で、もっとも自分の好きなように出来るやり方がそれだ。

まず地元の大学にしろその学科だけで行ける美大にしろ、受からないと話にはならないのだが。

今回の件で、久々に父ときちんと話をした。父は金の心配はしなくていいが浪人だけはしてくれるなよと言った。父と話していくうちに、父も父でそれなりに私のことを考えていた。

お互い子供だからうまく家庭として家族として機能はできていないが、私たち親子はやはり血がつながっており、情のようなものはあるのだ。ただ、お互い子供だからそれがうまく表に出せなかったり、自分の感情が先に来たりするだけで。

そういうことも踏まえて、やはり大学では離れた方がいいと思った。縁を切るとまではいかないが、一年に一度会うくらいでいい。そうすれば感謝の言葉も、励ましの言葉も、気遣うことだってできると思う。

 

高い金を出して画塾に通わせてくれた父には本当に感謝している。私は高校も画塾も通わせてもらっているのに、さぼりがちで本当に申し訳ない。なんでさぼってしまうんだろう。ごめんなさいお父さん。ごめんなさい。

別に何不自由なく暮らしているわけじゃない。むしろ周囲の家庭と比べたら割とひどい家庭環境だと思う。

でもやはり、申し訳ない。親の労働を無残にも踏みにじってしまった。画塾をやめたら今までの自分の努力もなにもかも無駄になってしまう。学科だけの美大に進学なんて一番親不孝な行為なんじゃないか?

よく分からない罪悪感のようなものに駆られている。周りが学校推薦でほとんど進路が決まってしまったこともあり焦燥感もある。ずっと頭の片隅にそれを置いて現実逃避し続けてきたけれど、もう10月だ。遅すぎるのかもしれないが、現実に向き合わなくては。

明日塾長と話した結果どう転ぶか分からない。なんだか画塾を続ける方向で話がまとまりそうな気もする。

 

ウオオオ 踏ん張れ~