臆病デブ

 

思い付きでWeb応募し、履歴書を買い、証明写真を撮り、バイトを始めようと思い立ったのだが、なんというか、ハイの後にくる賢者モードとでもいおうか、働くことが急に怖くなってきた…。

私は怒られることが本当に本当に病的に嫌で、実際怒られると後の不快感はそうでもないのだけど、とにかく怒られるまでのあのビクビクそわそわしている時間がめちゃくちゃ嫌なのだ。高校のころも異様におびえていて同級生から不思議がられたりもした。

自分なりに理由を考えてみたのだけれど、やはり父親のせいだろうと思う。

父親はかなりの情緒不安定で、急に怒鳴りだしたかと思えば泣き出したり、常人には理解できない感情周期があって、私は父と暮らした9年間このせいでえらい怒られた。

さっきまでニコニコ話してたかと思えば急に「おい!!!」と怒鳴られ部屋まで来られたり、とにかくめちゃくちゃだった。

そういう生活が十年近く続いた結果、私は怒られたくないという気持ちが病的に強くなってしまったのだと思う。

学校でも、このせいで教師に質問が出来なかった。父になにか尋ねたら場合によっては怒られたからである。というか、私は最終的には怒られたくないあまり父とできるだけ顔を合わすのを避けていた。それを周囲の大人に対しても引きずっているのだ。

遅刻をした、何かミスをした、というときにもう怒られるのが嫌で嫌で嫌で嫌で、遅刻して文句を言われたくないあまり学校を丸ごと休んでしまったりとか、そういう謎行為をやってしまうのだ。もしかして、これ、発達障害

そういうわけで、私は働くのがめっちゃくちゃ怖い。できればバイトとかしたくないというのが本音である。が、仕方ない……。

最終的にはどこかしらに就職する身だし、目先の問題として金がない。

私は美大に通っておきながらお金になるほどの絵のスキルもないし、画材は高いし、そもそも芸術作品って、製作費に結構なお金がかかるのに対して出来上がったあとはなんのお金にもならないのだ。要するにお金を投げ捨ててるのと同じなのである。

じゃあなんで美大いったんだよって話になってしまうけど、、、、

また、娯楽費。東京は誘惑がたくさんある。また、私は長い間父の財布から好き放題にお金を抜いて遊びほうけていたので(父へのやり返しの意味もあった)、金銭感覚が貧乏な学生に見合っていないのである。。。

漫画を衝動買いだとか、最近だとデブでロクに服も入らないくせに雑誌を買いまくったりとか、あとちょっといい店で外食したりとか。。。セレブ主婦か?みたいな金遣いをしているのだ。(まだ服はそんなに買っていないのが幸い、、、デブの唯一の利点かもしれない。)

 

そういう訳で、バイトをやらなければいけない理由はめちゃくちゃあるし、そういう部分を踏まえてやっぱりバイトはやりたいのだが、働くのが怖い

 

まあでも、いつかは誰かが通る道だ、仕方がない・・・

バイトを一生懸命して、友達と旅行にでも行ってみたい。もっと高い服とかも買ってみたい。下北沢とか原宿とかいけるくらいのサブカル女になりたい。

・・・逆にバイトをしているということにかまけて金を使ってしまいそうなのが不安である。

 

あと、バイトをやらなければという意識を後押ししている一番大きなものは罪悪感である。先ほども言ったように、芸術と商業は相いれないため、現在私にはなんの生産性もない。また、近親者も親しい友人もいないために、存在理由がないのだ。

生きてるだけで余計なことばかりして金を使いまくる、ゴミなのである。私が死んでも誰も迷惑しないどころか、むしろお得。そういう現状なのだ。

唯一困るのは高い学費をとれない大学だろうか……。

そもそも私が死んで涙を流す人間、いるのだろうか。まあ19年程度しか生きてない人間だと、誰でも親くらいしか悲しまないか。芸能人とか以外は。

 

話が色々飛躍したが、まず応募しただけで面接も受けてないので、面接に受かってからだ・・・

 

それと、話は変わるがもうひとつ。

私は現在80キロのデブなのである。173センチ80キロのデブだ。

自分では鏡を見るとき顔くらいしか見ないからいまいち分からなかった(いや、気付かないふりをしていただけだ)が、写真なんかをとると、もう、友達との厚みが違いすぎる。ヤバいのである。

また、デブというのはかなり劣等感を刺激する。ただでさえ低い自己肯定感がもっと低くなるのだ。

服屋もあんまりおしゃれだと周りを一周してからしか中に入れないし、おしゃれなカフェとかでは一人できたときに変な汗をかく。デブだから夏場は常に汗だくなのだが。

 

あと、仲間内でのデブネタ。デブいじり。

私は仲間内では臆病な本性がばれないように高圧的にふるまっており、どちらかというといじる方で、どちらかというといじめる方に位置づけられる。

だが、デブだ。

デブが上から目線って何事?死んだ方がいいんじゃない?と私は私に対して常に思っているし、周りの人もきっと思っているのだろう。でも優しいから言わないだけだ。

だから仲間内でのデブネタみたいな流れになったときに自虐ネタとして「私がデブで~すwwww」みたいなことができないのだ。プライドが高すぎて。

自分のことを死ぬほどキモイと思ってるくせに、プライドだけがめちゃくちゃ高いのだ。

だから人にばかにされているのではないかという意識が常にあり、特に先ほどもあげた服屋やカフェ、また若い男の集団を近くにしたときなんかは死にたくなるのだ

人の笑い声が嘲笑にきこえるのである。道を歩いているときの、ガラスにうつっている私は、ありえないほどに醜い。

 

そういうわけで痩せたいのである。痩せたいからここ最近断食めいたことをやっているのだが、なかなか痩せない。痩せないしすぐ戻る。

ダイエットとは一朝一夕で効果が出るものではないというのはたしかにそうなのだが、ずっとデブは困る。

私は最終的に173の50キロ代前半まで落としたいのだ。

こうすればたぶん似合わない服もないし、顔がどうでも、体形と身なりさえ整っていれば誰にも舐められない。舐められたくない。他人にばかにされているのではとびくびくしたくないのだ。

とりあえずバイトをすれば運動量も増えるだろうし、家に引きこもらなくなるだろう・・・最悪辞めればいいんだし。。。

少しずつ人生を改善していきたい。でも、卒業後のビジョンが無い、8分の1は終わったのだ。あまり時間はない。