スターマリオ

 

突然だが、私には小さい頃からずっと夢があった。漫画家になりたい、という夢である。一応美大に進学して、常に絵が環境にある状態では、この進路は特異なものではない。将来食っていけるのか、とか周囲の今志してる連中は就活しないのか、とか現実的な問題はいったん脇に置いといて。

インターネットをうろついていると、才能というのは本当にゴロゴロ転がっている。そしてその転がっている才能は、素人故に無償で読むことができる。

アフタヌーンの新人賞で気になる漫画家の方がいた。私と同じ20歳でありながら、非常に優れた漫画を描く人だった。

彼女のツイッターを覗いてみると、彼女はかなり病んでいた。病んでいる、というか、生きづらさを感じているというか。だからこそ彼女の作品にはパワーがあるのかもしれない。

ものすごくおこがましいことだが、父親が生きていた頃の自分を重ねてしまった。

あの頃の私は常にマイナスな感情に支配されていて、しかし同時にそのマイナスな感情を巨大な燃料として突っ走っていた。きっとあの時だからこそできたことがたくさんある。それがいいことかわるいことかはさておき。

一方今は物凄く幸せだ。夏休み前で帰省前というのが大きいのかもしれないが、とにかくマイナスな感情が沸いてこない。ものすごく精神が健康だ。

先日全身に蕁麻疹が出たけれど、絶対にストレスが原因ということはないと断言できる。だってストレスがないんだもの。

ものすごく自由で、幸福だ。きっと今が私の人生で言うところの観覧車の一番高いところの景色なんだろう。

あらゆることも根拠はないもののいつかは解決するはずだと過信している。まあ、今の私が直面する課題なんて容易いものであるというのもあるが。

漫画、一作目は「完成」が目標だったが、今度はクオリティの向上を目指して頑張ってみるかな。根拠のない無敵感がある。今の私には。